沖縄県那覇市首里にある崎山公園の雨乞嶽展望台(あまごいたきてんぼうだい)に行ってきました。
ここは那覇市街が一望できる高台にあり、この公園周辺は昔の琉球王国時代の別邸、御茶屋御殿(うちゃやうどぅん)の跡でもあります。
崎山公園
場所
■崎山公園 雨乞嶽展望台(Sakiyama Park/Amagoi-taki Shrine Observatory)
〒903-0814
沖縄県那覇市首里崎山町1-77-1
1-77-1 Sakiyama,Shuri,Naha City,Okinawa,Japan
崎山公園 雨乞嶽展望台
公園入口のそばにある展望台からは、那覇市街が一望できます。
左側は豊見城市(とみぐすくし)から右側は浦添市(うらそえし)まで広く見渡すことができます。
この日の天気は快晴で、東シナ海の水平線上には慶良間諸島(けらましょとう)もクッキリと見えていました。
反対側の広場側のほうには、首里城の城壁と赤い櫓(やぐら)のある美福門(びふくもん)や継世門(けいせいもん)が見えています。(この写真は別の日に撮ったものです。)
首里城の火災焼失から1年が経ちました。龍潭池側から見る首里城がとても好きでした。消失当時は私もかなりショックを受けましたが、あれから1年が経ち、復興に向けていろいろ動き出したことが私自身の中でやっと現実味を帯びてきました。今は2026年の首里城再建を楽しみにしています。
手前の「瑞泉」と書かれた建物は、泡盛の酒造所です。
崎山公園 入口側
公園入口の様子です。左側に数台停められる駐車スペースがあります。
駐車場そばに、展望台の名前の由来である「雨乞嶽(あまごいたき)」の拝所があります。琉球の王様が家臣たちを率いて雨乞い祈願した場所だそうです。
近くには大きな石獅子像も置かれています。
公園の周辺はかつて琉球王国時代の王府の別邸、御茶屋御殿(うちゃやうどぅん)があった場所でもあります。
御茶屋御殿にあった石造の獅子です。この場所に移されたようです。
展望台の広場の一角には「空手古武術首里手発祥の地」の碑があります。
どうして、ここに空手関係の碑が置かれているのだろうかと思っていたら、昔、御茶屋御殿の広場で空手のけいこが行われていて、それが現在の空手古武術首里手へとつながる事から、発祥の地の碑がここに建てられたようです。
遊歩道
広場の奥の方、西側のほうに下へ延びる遊歩道がありました。
遊歩道沿いには、琉球松やクロトン、ノニの木などいろいろな植物が植えられ、沖縄の蝶に指定されたオオゴマダラが羽を休めているのも見ることができました。
写真はありませんが、ほかにもクリーム色とオレンジ色のツートンカラーの羽が美しいツマベニチョウも飛んでいました。
道を渡った崎山公園
遊歩道を降りると道向かいに崎山御嶽(さきやまうたき)があります。
崎山御嶽の右側の入口から中へ進みます。
ちょっとした広場の奥のほうには、丸テーブルなどが置かれ、首里城の城壁がまじかに見えます。
赤い門は美福門(びふくもん)です。
火事がなければここから首里城の後ろ姿が見えていたのかなぁと感傷に浸ってしまいます。
琉球石灰岩で造られた石製イスが並ぶ場所です。
こちらも眺めがいいです。
迫力ある大きなガジュマルの木
公園の端の階段を降りて表通りに出ると、通り沿いにはせせらぎが流れ、あずま屋が建っています。
石敷きの遊歩道を進みます。
右の階段の上の方は、丸テーブルの置かれていた場所です。
石敷きの遊歩道の途中にある湧水の崎山樋川(さきやまひーじゃー)
展望台から降りてきた場所に戻ります。
中央の小さな空き地には以前はすべり台などの遊具が置かれていました。
戻りの遊歩道はやや上りの坂になります。
展望台のある広場へ戻っていきましょう。
実際に行ったのは10月末、トンボも飛んでいて秋めいたこの時期は、歩いていてとても気持ち良かったです。
youtube動画で見る
那覇市街の眺望をご覧ください。
崎山公園までのルートです。
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まとめ
崎山公園、那覇の市街地が一望できる雨乞嶽展望台でした。